韓国の結婚式

色彩豊かな結婚衣装

一般的にキリスト教式ではウエディングドレスは白なので、参列者は白を避けてドレスアップします。
韓国は儒教の国でもあり、結婚に対する考え方は儒教の影響が強く、女性は従順であることが求められます。
しかしながら宗教はキリスト教プロテスタントが多く、結婚式は白のウエディングドレスで挙げるケースと、伝統的な衣装で挙げるケースがあります。

韓国では結婚しても夫婦別姓です。
韓国では血縁が最も優先されるため、結婚によって姓が変わることは先祖に対して申し訳ないという考えがあるのです。

平均的な結婚費用

そんな韓国で結婚というのは重要な人生の節目の行事であるため、両親が結婚費用を貯金しているケースが多いのです。
一大イベントである結婚式だけに、そのために架かる費用も高額です。

日本でも冠婚葬祭は程度の差こそあれお金がかかりますが、韓国の結婚式は日本の平均を遥かに上回るのです。
平均的な結婚費用は日本円で480万円と言われ、日本の相場よりも100万円以上も高額です。

また、日本と異なり韓国では結婚指輪の方が婚約指輪よりも高額で派手なのが一般的です。
結婚に掛けるお金とエネルギーはかなりのもので、多くの人に祝福されなければ結婚式とは言えず、招待客は多いほど良い結婚式とされています。
そのため、招待客が友人や家族を連れて行くと歓迎されるのです。

結婚式の流れ

世界でも珍しいのが、双方の母親たちが手を繋いで入場することから始まります。
二人の母親は初めての共同作業としてろうそくに火を灯し、招待客に向かってお辞儀をします。

新郎新婦に入場はその後で、まず新郎が入場し続いて新婦が入場します。
最後に新郎新婦の父親が入場するのですが、近年は新郎新婦は同時に入場するケースが増えています。

結婚を誓う宣言の言葉が告げられ、結婚式全体は15分程度で終わります。
式の後は記念撮影があり、招待客はふるまわれた食事を頂きます。
新郎新婦と家族はペベクと言う韓国特有の結婚式のため式場に移動します。

ペベクの儀式

ペベクの際の新郎新婦の正装は韓国の民族衣装であるチマチョゴリの上にペベクのための衣装を身に着けます。
新郎新婦は、最初に新郎の両親に挨拶をし、お酒を注ぎ、両親から祝福の言葉を頂きます。
そこで新郎新婦が広げた白い布の中に、両親は子宝が授かる様にと祈りを込めて栗と棗を入れます。

この儀式を新郎の兄弟姉妹や新婦の両親とも行います。
新郎が新婦を御姫様抱っこならぬおんぶで部屋を一周して式は終わり、招待客の待つ会場で食事をします。

ご祝儀の使い道

日本同様で、韓国の結婚式でもご祝儀を頂く慣わしがあります。
日本ではその金額を想定して披露宴の引き出物代に当てますが、韓国では多くの場合新婚旅行の費用に充てられます。
これほど近い国でありながら、結婚式はこんなにも違うのです。