インドネシアの結婚式

常軌を逸する豪華さが特徴のインドネシア

インドネシアといえば日本からの観光客も数多く訪れるリゾート地です。

インドネシア国内にはジャワ島やバリ島といった大人気のリゾートアイランドがありますので、日本からリゾートウェディングの場所として選ぶこともあるかもしれません。

ですがリゾートウェディングで行う式の場合にはどちらかというとひっそりした家族だけの少人数のウェディングになるのに対し、インドネシア本国で行う地元婚はそれとは真逆の派手さをしています。

その派手さが日本国内で言う「派手婚」などといったものではなく、まさに常軌を逸した豪華さとなっているというところに大きな特徴があります。

どのくらいかというと、ちょっと大きな挙式披露宴になると招待客が2000人にもなることがあるというくらいです。

日本一派手な結婚式が好きとされている名古屋の挙式でもせいぜい300人くらいの規模ですから、どのくらい違うかということが少しわかってもらえるのではないかと思います。

2000人も集めるとなるとちょっとしたコンサートのような気持になってしまいますが、その理由もはっきりしています。

というのも挙式披露宴といってもきちんと司会がいて式進行がされるわけでは全くなく、招待をされたゲストは適当な時間に会場に行き、そこで新郎新婦と握手と会話をしてからビュッフェで少し料理をつまんで食べて、また適当な時間になった帰るという方法がとられるのです。

花嫁だけでなく家族も着飾ります

日本国内で開かれる挙式披露宴における重大なマナーの一つに「花嫁と同じようなドレスは着ない」ということがありますよね。

新婦のウェディングドレスに使用される白いドレスは絶対に禁止ですし、ドレスアップも花嫁よりも目立ったりしないようにするのが当然のこととされています。

ですがインドネシアにおける挙式においてはそんなルールは全く存在しておらず、むしろ新郎新婦以外の人もどんどん着飾ります。

特に女性側のドレスはとても派手で、基本的に新婦と受付をお願いする女性は同じ服を着るということになっていますし、親族の女性はみな「クバヤ」というキラキラ光る素材のドレスに見を包んでいます。

インドネシアにおける女性の正装は「クバヤ」の他「スレンダン」というスカートのように記事を巻く方法をとる衣類となっています。

普通のドレスを着ていく人もいないわけではないのですが、現地の人のほとんどは金色の刺繍の入ったクバヤやスレンダンを着用していきます。

花嫁の着用するクバヤはかなり豪華な作りになっており、日本でよく見るウェディングドレスとは全く違った魅力があります。

さらに頭には黄金の冠をつけることになっていますので、さながら王女様のようです。

ご祝儀の額は人それぞれ

とにかくたくさんの人が来るインドネシアの披露宴ですから、中には当然ほとんど新郎新婦を知らないという人も混ざってきます。

友人の友人といった人も声をかけられて一緒に参列するということもあるそうで、入り口でご祝儀となるお金を箱に入れれば自由に出入りできてしまうようです。

ご祝儀の額については一応の基準はあるそうなのですが、金額は300~1000円くらいと物価を差し引いてもかなり安く、誰がどのくらい入れないといけないという決まりもとくにないといいます。

中にはお金ではなく衣類や食べ物をご祝儀にするという人もいるくらいなので、そのあたりはかなりゆるく考えられているのですね。

一見ゆるゆるなインドネシアの結婚式のようですが、実は宗教的には厳しく定められている戒律があります。

同じ島内であっても他宗教との結婚は固く禁じられており、それぞれの宗教により結婚後に守るべき風習があったりします。