中国の結婚式

赤と金

中国人は赤と金を好みます。
赤も金もともに縁起の良い色として定着していますが、本来あまり縁起の良くない色である白のウエディングドレスを好んで着る新婦も増えています。
それでも、お色直しに着る衣装は、やはり赤に金糸の刺繍を施した豪華なものが多いのです。

時の流れと共に、中国も少しずつ変化してきている様です。
ご祝儀袋は中国にもありますが、決まって赤い袋で、変わらないものもあります。

ご祝儀

気になるのはその金額です。
今や経済大国となった中国のご祝儀は、さぞや大金なのではと思われがちですが、風習というのはそんなに大きく変わるものではない様です。
招待された場合、参加不参加に関わらずご祝儀を払うのですが、相場は日本円で3000円から4000円くらいで、親戚の場合はその10倍とされています。

欧米や中東など多くの国は結婚式の参加者がお金を払うことはありませんが、アジアの多くの国では参加者はご祝儀を渡します。
中国の場合ご存じの様に広大な国で、地域によって民族も文化も異なる多民族国家であるため、招待された場合しきたりや失礼にあたる行為について、地元の人に聞いておくと良いでしょう。

結婚式の流れ

あくまでも都市部を除く一般的な結婚式ですが、結婚式の朝は新郎が新婦の実家に向かえに行きます。
輿に乗って音楽を奏でながらの花嫁行列となる地域もあり、賑やかに始まります。
大きな都市では、ヨーロッパ風の結婚式が人気があり、こうした風習が無くなりつつあります。

横浜の中華街でも良く見られますが、お祝いの際には爆竹を鳴らすのが中国流です。
結婚式も例外ではなく、兎に角派手に賑やかに行われるのが正統派なのです。

中国の結婚式として特徴的なのが、新郎が新婦の元へ行くのを親戚が邪魔するというものです。
様々な無理難題を新郎に押し付け、簡単に新婦のところへはいけないようにします。
パーティーは盛り上がり、みんなでゲームをして楽しんだり食事をしたり、全員参加型の結婚式となっています。

三々五々

日本では式の終わりには〆の挨拶がありますが、中国の結婚式では一般的に終わりが決まっていません。
そのため、参加者は新郎新婦のお色直しが済んだら三々五々帰って行きます。

また、参加者は基本的に自由です。
例えば服装も、日本の場合正装をしてきくのが礼儀ですが、中国の場合普段着で参加するのが一般的です。
色だけは赤、白、黒のみの服装はマナー違反となるので、招待された場合は注意が必要です。

白や赤は花嫁の白いドレスや赤い衣装が引き立たなくなるためで、黒は葬式をイメージすることから避ける必要があるのです。
新郎新婦を引き立てる事が重要で、それ以外は招待客はルールに縛られないのが特徴です。