出産を祝うときのマナーについて

親しい人のお祝いごとの席に出席するときには、実はきちんと守っておくべきマナーがあります。
最近では以前ほど厳しく伝統的なしきたりについて言われなくなってきてはいますが、基本的なマナーを知らなかったことで、大切な人のお祝いごとに水をさしてしまうこともよくあります。
身近なところでは、結婚式に出席するときに持ち寄るご祝儀は「2万円」「4万円」といった「割り切れる」数字は縁起が悪いものとして避けるようにされてきましたが、最近ではあまりこだわりなく自由な金額を入れるようになっているようです。(反対に、「2」という数字はこれから結婚をする2人を示すものとして祝福の意味に受け取られることもあるようです)。
時代とともに少しずつ変化するお祝いごとのマナーですが、それでもきちんと歴史的・文化的な背景はそなえておいた方がよいでしょう。

冠婚葬祭のマナー

まず、お祝いごととして代表的な「出産祝い」についてです。
出産は子供を授かったご夫婦にとって非常におめでたいことですが、同時にとてもデリケートな問題を含むものでもあります。
そのため、できるだけ出産関連のお祝いをするときにはきちんと伝統的な風習をわきまえた節度のある方法で行うことをおすすめします。
例えば、出産祝いを送る時期ですが、これは生後7日後~1ヶ月くらいあとまでが常識的なマナーとされています。
最近は出産をしたその日や翌日にメールで友達などに連絡をするお母さんもいるようですが、このときお見舞いに訪れるついでだからと早々に出産祝いを渡すのは、本来的にはマナー違反となります。
これは昔ながらの風習として、最後7日目を「お七夜」と呼びこの日に名づけやお祝いを行うということが行われてきたからです。
最も避けたいのが、出産そのものがまだ無事に行われていないうちから「出産祝い」を贈ってしまうというパターンです。
出産前の妊婦さんは非常に強いプレッシャーを感じているものですし、それにもし万が一のことが合った場合の精神的苦痛を考えれば、様態が安定してからの贈り物とする方がよいでしょう。

贈り物をするときは、基本的に善意で行うものですが、それはほんのちょっとしたタイミングや気持ちのズレによってまるっきり正反対の意味として相手に受け取られてしまうこともあります。
そういった大切な気持ちのすれ違いを避けるためにも、伝統的な風習にのっとった方式を守り、正式な形として示すことがよい方法となります。